フットボーラーズアンクル

フットボーラーズアンクルは、脛骨の前縁や距骨頸部の陥凹部に出現する骨棘で、足関節の最大背屈時や激しいスポーツの際に痛みを発する障害です。この骨棘は足関節の関節内に出現するもので、一種の変形性関節症です。ですが、通常の変形性関節症よりはるかに若い年齢層に発症すること、関節荷重部での関節裂隙の狭小化がみられないことが異なる点です。

フットボーラーズアンクルの症状

フットボーラーズアンクルの症状として、初期は腫脹が明らかではないいことが多いです。症状が続くと滑膜炎のため軽度の腫脹がみられるようになります。圧痛は脛骨下端前方や内果と距骨との関節面や足関節天蓋外側にみられます。足関節背屈制限がみられ、しゃがみこみの姿勢で荷重を加えると痛みが誘発されます。

フットボーラーズアンクルの原因

フットボーラーズアンクルの原因は様々な発生メカニズムが考えられ、未だに明確になっていませんが繰り返す軽度の捻挫により足関節に緩みが起こった状態で足首に過度な負荷が加わる運動を繰り返すことにより発生すると考えられています。

フットボーラーズアンクルの一般的な治療法

保存治療

活動レベルの軽減と安静が基本になります。理学療法、装具治療が行われます。

手術療法

活動レベルを下げることができず、競技の継続を望む場合は保存療法では痛みがとれない場合が少なくなく、手術が必要なことがあります。

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