ドケルバン病(手の腱鞘炎)
ドケルバン病とは

ドケルバン病は、手の腱鞘炎の一つです。
ばね指とは逆に伸筋腱に起こります。
手の伸筋腱のうち、最も親指(母指)側に近いところにある「長母指外転筋腱(ちょうぼしがいてんきんけん)」と「短母指伸筋腱(たんぼししんきんけん)」の腱鞘に炎症が起こったものを「ドケルバン病」と呼んでいます。
ドケルバン病の症状
- 親指の付け根の痛み
- 親指側の手首の痛み
- 親指の曲げ伸ばしが出来ない
これらの伸筋腱は、親指の付け根の辺りにあることからドケルバン病では、親指の付け根や親指側の手首に痛み、親指の曲げ伸ばしができないなどの症状を訴えます。
また、患部の腱の周囲の組織が骨のように硬くなったり、親指側の手首の関節にある突起(橈骨茎状突起部)の周囲が腫れ、押すと痛むという症状がみられます。
ドケルバン病が疑われる場合
親指の付け根の伸筋腱に触れて、この部分が硬くなっていたり、この腱に限って押すと痛む場合には、ドケルバン病が考えられます。
なお、ドケルバン病では、親指を内側に入れてつくったこぶしを小指側に曲げると痛みが起こったり、痛みで曲げられなくなります。
ドケルバン病の治療法
ドケルバン病は、手の腱鞘炎です。
当院での腱鞘炎の施術は関節可動改善などの関節矯正、運動療法、電気治療などの理学療法、固定が中心です。
詳しい、ドケルバン病の治療法に関しては、手の腱鞘炎の記事をご覧ください。