ばね指(手の腱鞘炎)
ばね指とは

ばね指は、屈筋腱の腱鞘炎が進行して起こります。
屈筋腱の腱鞘炎が進行すると、滑膜が腫れ、滑液が多量に分泌されて、滑膜性腱鞘にたまります。
その滑液が指を曲げたときに指の付け根の辺りにたまり、小結節をつくります。
そして、指を伸ばそうとすると、その小結節が靭帯性腱鞘に引っかかります。
そのため、指を伸ばす際に引っかかる感じがしたり、指を伸ばそうとすると指がはじかれたようになることがあります。
また、指の付け根の関節が痛んだり、こわばりを訴えることもあります。
症状が悪化すると、指を曲げられなくなったり、まっすぐ伸ばすことができなくなります。
このような手の腱鞘炎を「ばね指」と呼んでいます。
ばね指の症状
- 指の付け根が痛む
- 指の曲げ伸ばしで引っかかる感じがする
- 指が曲がったままになる・伸びきらなくなる
- 指がこわばる
- 手のひら側の指の付け根に出っ張りがみられる
ばね指が疑われる場合
手のひら側の指の付け根の部分を触って指を曲げ伸ばしすると、皮膚の下で出っ張りのようなものが移動するのがわかります。
この場合は、ばね指を起こしている可能性があります。
ばね指の治療法
ばね指は、手の腱鞘炎です。
当院での腱鞘炎の施術は関節可動改善などの関節矯正、運動療法、電気治療などの理学療法、固定が中心です。
詳しい、ばね指の治療法に関しては、手の腱鞘炎の記事をご覧ください。