マイナス思考は「治す」働きを妨げる
「治す働き」は“マイナス思考”と大いに関係します。
それは、“マイナス思考”が
“自律神経”に影響を与えるからです。
自律神経は、内臓・血管など、
意志に関係なく機能する器官の
働きを調節する神経です。
この神経は交感神経と副交感神経とに分かれ、
両者が拮抗的に各機関の働きを調節しています。
マイナス思考というのは自分を守ろうとする本能から
交感神経が優位の状態になります。
交感神経優位の状態というのは
本来戦う本能が発揮した状態。
いわゆるリラックス出来ていない状態です。
そのような状態が続くと治癒力が下がり、
治りにくい身体になります。
痛みも誘発しやすくなります。
このように“治す働き”は自律神経の影響を受けています。
だからといって『プラス思考になって下さい』と言っても
簡単になれるものではありませんよね・・・。
特に痛みのある生活をしていれば
誰だってマイナス思考になりがちです。
でも、プラス思考になりやすくなるコツがあります。
それは、
『少しだけでも改善したところに注目して喜ぶこと』
です。
どうしても辛い方ばかりに目がいってしまう気持ちは分かりますが、
少しでも改善したところに注目して喜んでみて下さい。
『まだ、ここが痛い』『こうすると痛い』とかではなく、
『ここが良くなった』『前はこうしたら痛かったのに今は痛くない』って、
少しでも改善した事を喜んでみて下さい。
すると、悪い所にばかり目がいっていたのが、
『あぁ、自分ってこんなに症状が軽くなったんだ』
と思えるようになってきて、
少しずつプラス思考になっていきます。
そうすることで、自律神経のバランスも整い、
低下していた“治す働き”も正常化されてきます。
身体の状態を変化させる事も重要ですが、
それと同じくらいに脳や心の状態も変化させる事が大事です。
マイナス思考は「治す」働きを妨げる
今回の健康豆知識を活かして、ぜひ行動してみてください。