治療は「不可逆性」の状態となる前に!

「不可逆性」という言葉をご存知でしょうか?

 

「不可逆性」とは、変化が起こった場合、
それを元の状態に戻せないことを言います。

 

逆に変化が起こっても、
それを元の状態に戻せること
「可逆性」といいます。

 

焼き物の粘土で例えると
焼き入れ前が「可逆性」
焼き入れ後が「不可逆性」の状態です。

 

身体に起こる問題にも
「可逆性」「不可逆性」のものがあります。

 

カッターなどで誤って指を切ってしまうような
浅い皮膚の傷は「可逆性」のものです。

 

どこが切れていた皮膚の場所なのか
分からなくなるような治り方が
「可逆性」の治り方です。

 

変形性膝関節症などのような、
骨の変形は「不可逆性」のものになります。

 

骨そのものが完全に壊れたり、変形したものは
外科的な方法以外ではどうにもなりません。

 

このような元に戻らない状態になってしまう状態が
「不可逆性」の状態です。

 

「不可逆性」の状態は短期間でなるものは少なく、
前段階がある
ものがほとんどです。

 

その前段階の時に適切な処置をしていれば
このような状態にまでに発展することは少ないです。

 

ですから問題が発生した際には
「不可逆性」になる前の早めの対処が重要です。

 

「不可逆性の障害までに発展したら、治療しても意味がないのか?」
と思う方もいるかも知れません。

 

実はこのような方は、
特に治療をおすすめ
しています。

 

将来的にさらなる悪化のリスクが
非常に高いため
です。

 

不可逆性の障害になってしまったら、
進行させないようにすることが重要です。

 

治療は「不可逆性」の状態となる前に!

 

今回の健康豆知識を活かして、ぜひ行動してみてください。

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