腰痛取りが腰痛になる
こんにちは。あおし整骨院の山田光伸です。
この記事は「最初の目的は何でしたか?」ということについて記載してあります。
手段(行動)の目的化
- 『目的のために選択したはずの「手段(行動)」なのに、その手段を実行すること自体が目的化してしまうこと。』
このことを『手段(行動)の目的化』というそうです。
ミイラ取りがミイラになる的な感じですね(笑)
使い方が間違っていたらすみません(>_<)
私は以前、セミナーや勉強会への参加や教材購入がこのようになっていた時期がありました。
当初の目的を忘れ、ただセミナーや勉強会に参加する。
ただ教材を購入する。
このような意識では、せっかく役立つものも役に立ちませんよね。
実は、症状を繰り返している方の中には、この『手段(行動)の目的化』が起こっている可能性があります。
特に慢性症状を抱えている方に、こんな状態に陥っている方が多いように思います。
例えば、腰痛の解消を目的として運動を始めたとしましょう。
それで解消されたので、もっと良くしようと運動量を増やして、それが原因で腰痛になっているような・・・
「目的」を忘れ、「手段が目的」になってしまっているがために改善してたはずの症状を悪化させている可能性もあるということです。
このようなことが原因で症状を繰り返しているのかもしれません。
「腰痛の解消」が目的なのであれば、腰痛を解消する手段は、運動だけじゃないですよね?
一つの方法で続けてみて、良い結果が得られないのであれば別の方法を試みるのも一つではないでしょうか?
今回は運動を例にしましたが他のことであっても同様です。
何かをしていて、良い結果が得られなていないのであれば、一度目指している「目的」を思い返してみましょう。
『手段(行動)の目的化』が起こっているのかもしれません。
「手段」は、あくまでも「目的」のためにあるのです。
もちろん、最初から「手段が目的」ならば別です。
ただしこの場合、手段が得られた時点で目的達成のはずなので、その後の結果がどうなろうとそのことを受け入れる覚悟は必要です。