骨の代謝が間に合わないほどの負荷をかけた生活

成長期には骨が成長しているのを実感できますが、成長が止まると完成した骨格はそのまま変わらないと思ってしまいがちです。

しかし、骨もまた生きた組織なので、新陳代謝を繰り返して生まれ変わっています。

ただし、加齢とともに、この代謝にも衰えが出てきます。

背骨の場合、老化はまず椎間板の変性から始まります。クッションの役割をしている椎間板の弾力が低下し、組織に傷みが出てきます。
もともと血行のない椎間板は、傷みが修復されにくく、蓄積されていくので、椎間板の変性疾患は比較的若い年代から見られます。

また、椎間板がつぶれて薄くなると、椎骨への刺激が増して変形を生じやすくなります。椎間板や椎骨が変形すると、力のかかり方が変わって、さらに負荷の増すところも出てきて、別の場所へも問題が拡がってきます。代謝の衰えた骨は弱くなって徐々につぶれることもあります。こうして様々な背骨が関わった症状が発生しやすくなります。

常に軽い症状があるけど日常生活に支障をきたすほどではないから大丈夫。

症状を繰り返しているけどいつも2、3日すると治まる。

などという方は、注意が必要かもしれません。

治らない問題に発展する前に早めの予防ケアが重要です。

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