安静ってどういうこと?
ケガや病気を治すにあたって「安静」は、重要な治療法の一つでもあります。
それは生体が備えている自然治癒力を最大限に発揮させるためには、一定期間の全身あるいは患部の安静も必須であるからです。
安静には段階と種類があります。
安静の段階として、入院、自宅での臥床、休業、休学、原因となる運動の禁止、回数・負荷の制限など、完全安静から部分的安静などがあります。
安静の種類としては、原因となる運動の禁止、体幹や関節に対してギプス、シーネ、各種の装具による局所的な固定などがあります。
そのケガや病気の状態や体質、その時々の状態によって必要な安静状態が違います。
また、安静は必要以上にしすぎることもよくありません。
不必要に長期の安静は患部や患部以外の廃用性萎縮を招くからです。