明確なゴールを決めて治療していますか?
2017年12月29日
患者さんにとっての「ゴール」とは、
自覚症状がなく元の生活に戻ることだと思います。
「自覚症状がなくなり、検査でも異常がない状態」
これが患者さんにとっても治療家にとっても最高のゴールです。
しかし、現実的には、検査では異常がないのに
自覚症状は残っているということが少なからずあります。
このようなケースが患者さんも治療家も困ってしまうケースです。
代表的なものは、交通事故のむち打ち症があります。
MRIで異常が見つからないけど、首の痛みがとれない・・・
しかし、逆のケースもあります。
別の機会でMRIで検査してもらったら
自覚症状は全くないのに首にヘルニアがあった
というようなことです。
つまり、自覚症状と検査結果が
一致しないケースもあるのです。
そうなってくると、どこに問題があって、
どこを治療すればいいのか未知数です。
いいように捉えれば、可能性が無限大ということになります。
この場合に重要になってくるのが「明確なゴール」です。
- 1時間歩けるようになる
- 1階分は階段を昇り降りできるようになる
- 3㎞は走れるようになる
などの明確な目標です。
目指したいゴールが明確になると
最低限必要な手段が選択しやすくなるからです。
目指したいゴールが明確になればなるほど精度もあがります。
これだけ価値観が多様化した世の中において
ゴールが一人ひとり違ってくると思います。
病院の検査では異常がみられない不調がある方は、
目指したい明確なゴールをまずは決めてみましょう!
明確なゴールを決めて治療する
今回の健康豆知識を活かして、ぜひ行動してみてください。