骨盤は体全体のバランスをとる役割もしています。身体の土台ともいえます。
その土台が不安定だとその上につながっている背骨も歪んだり捻れたりしてしまいます。4〜5キロある頭や片方だけで3〜4キロある腕、そして上半身を支えているのは背骨です。その背骨が歪んだり、捻れてしまうと不安定なので背骨を支えている筋肉に負担がかかり、固くなってしまいます。
こういう原理で俗にいう肩こりや腰痛という症状が現れてしまうのです。
なので、骨盤を整えて背骨の歪みや捻れを改善しない限り、いくらマッサージや指圧などをしても肩こりや腰痛になる原因は何も解決していないので、すぐに固くなってしまうのです。
背骨の歪みや捻れにより椎間板という背骨の軟骨にも負担がかかるようになると椎間板ヘルニアになり、神経痛やしびれという症状がでてくるようになってしまいます。
腕のしびれや頭痛などは頸椎の歪みや捻れが原因です。
坐骨神経痛も歪みや捻れにより腰に過度の負担がかかった結果に現れる症状です。
また、骨盤の不安定さによりしたにつながっている下肢(足)にも悪影響を及ぼします。具体的には股関節、膝関節、足首の痛み、外反母趾なども骨盤のゆがみが原因で起こりやすくなります。
骨盤の歪みは、「結果」であって「原因」ではありません。
ですから、「結果」だけに対した施術をしても一時的には改善しますが、「原因」が残っているので同じ「結果」がまた起こります。
人それぞれ生まれてから現在までの動作のクセ、仕事、生活習慣や環境などにより筋力低下や柔軟性の低下、骨格の歪み、異常可動してしまっている「自覚症状のない問題部分」があります。
これらの「自覚症状のない問題部分」が骨盤の歪みを引き起こしやすくします。
当院ではこの「自覚症状のない問題部分」が根本原因と考え、局所の歪みであっても「MJM矯正」で身体全体的な状態を整えることも同時に行っています。